セッション報告(ソード・ワールド2.0 ルールブックIII (富士見ドラゴン・ブック))

今日は、どらごんのコンベンションに参加しました。今回も事前にGM予約をやってたんですが……。また遅刻ですよ。GM予約すると遅刻するのかなぁ。いかんいかん、そういうことじゃないよね。気をつけよう。


今回はソードワールド2.0の高レベルセッション。とりあえず「ルールブックが出るたびに、そのルールブックでできるレベルのセッションをやろう!」キャンペーンはこれで終了となります(そんな話あったんだ!!)


GM予約の際に記述した内容がこれ。

せっかくルールブックが出たので、やっぱりやりますソードワールド2.0高レベルセッション第二段。「アヤカシ」も「ブルーフォレスト物語RE」も蹴飛ばして(そのうちやります)、今度は平均12レベル。レギュレーションはルールブックI、II、III。作成条件は「高レベルキャラクター作成表(IIIp48)」の最下段を使用。キャラメイクにダイスロールが必ず含まれるので、残念ながら持ち込みは不可。ある程度「11〜12レベルキャラクター作成モデルケース(IIIp52)」を見ながらイメージを固めてもらえると、マスターとしては助かります。


トレーラーはこんな感じ。
「君たちは今、リーゼン地方南東の国、“鉄壁の要塞”レガリア王国の都市ドルデアにいる。この街には、旅のついでに受けた依頼で立ち寄ったのだが、以前来たときに比べて結界が弱まっているような……。そんな話を冒険者の店で話していると、フルメリ・ベルガメントの名で呼び出しがかかる。“母将軍”と名高い彼女からの呼び出し、いったい何が起こっているんだろう?」


GM予約とは違い、キャラメイクは「成長45回/経験点63,000/所持金125,000G/名誉点1,250」で作成してもらい、さらに「魔法系技能Lv5取得時に、自動で《魔法拡大/**》 or 《魔法誘導》 or 《魔法収束》を習得可能」としました。結果として「ドワーフ/ファイター/プリースト」のバレッジ、「ルーンフォーク/グラップラー13Lv」のセバスチャン、「人間/フェンサー/レンジャー/スカウト」のザイン=アルフォード、「ナイトメア/シューター/マギテック」のフレッド・ロウ、「人間/ソーサラー9Lv/セージ9Lv/プリースト6?Lv」のアデレイド=アーリマン(A2)、の5人パーティでの挑戦となりました。ちなみにセバスチャンの主人はA2でした。作成で一番手間がかかったのは、やっぱり術師のA2でした。魔法のどの系統をとるか、10Lvにあげるかどうかですごく悩んでたようです。


今回はPC作成で時間をとることが分かっていたので、シナリオは簡単に「儀式直前で力を失った守りの剣を奪われた。取り返してきてくれ」というもの。用意した障害は「入り口のケルベロス1体」「牢屋につかまってる(ふりをした)ワーベア(ワーウルフを10Lvにし、《双撃》を外して《ベアハッグ》を追加)3体」「落盤1カ所」「リドル1つ」「ボス戦」の5つでした。


しかし、あの成長回数と経験点で作ったキャラクターは強いですねぇ。ケルベロス(11Lv)、ワーベア(10Lv)は前衛に当たらないこと抜けないこと。セバスチャンやザインには当たらないし、バレッジには当たっても防護を抜けるのが5点とか4点とか。雑魚として配置したつもりではありましたが、ここまで敵になんないとは。せっかくワーベアを配置したのにみんな魔法の武器持ってるし、マギスフィアも一人ひとつ持ってるし(クリエイトウェポン用)。ここまで成長させたPCに対しては、同レベルのモンスターじゃないと雑魚にもならないのか。


落盤とリドルで適度に困らせた後、最後のボス戦。今回ボスとして配置したのは、前衛として「ヘカトンケイレス(15Lv)」、治療役として「サキュバス(12Lv)」です。当然勝ち目は無いようだったので、ギミックをひとつ用意しました。「奪われた守りの剣に対して、剣のかけらを使って簡易儀式を行えば、短時間(剣のかけらひとつにつき1d6ラウンド)だけ周囲の蛮族の力を抑えられる」というのがそれです。もちろん、オフィシャルにそんな設定はありませんし、今後も否定されることはあっても追加されることはないでしょう。まあ、このシナリオだけの設定ということで。それで簡易儀式ですが「マギテック/セージ技能レベル+知力ボーナスで判定し、累積の達成値が30に達すればOK」としてました。これは今回のPCの能力から考えて、2ラウンドかければ確実に発動するだろうと考えてたのですが……、やってくれましたよフレッドが。〈リピートアクション(魔道機術10Lv)〉を使って、一瞬で目標値達成。5ラウンドの間2Lvダウンという結果に。もう1ラウンドぐらい元々の能力で殴れると思ってたんだけどなぁ。


さらに、ヘカトンケイレスの乱戦エリアを離脱したセバスチャンが後衛のサキュバスを蹴撃(誤字にあらず)。《跳び蹴り》→《投げ攻撃》→《踏みつけ》(クリエイトウェポンで生成した蹴り用武器装着済み、《魔力撃/練技》付き)のコンボが炸裂。レベルが10Lvに下がったサキュバスはなすすべ無く2ラウンドで沈黙。魔法使ってもPCの抵抗を抜けられないんだよう。


ヘカトンケイレスは乱舞(必中攻撃)を交えての攻撃でザインを2回の死亡判定に追い込んだけど、5ラウンドぎりぎりで陥落。これがまた、「2Lv下がってなければ命中してたのに」「2Lvさがってなければ回避してたのに」てなのが頻発すること頻発すること。それに2回目の乱舞の時には2d6で11出しちゃって、ダメージ71点を繰り出したんだけど、バレッジは50点ぐらい抜けても健在だったし、ザインはHPが0以下になったけど生死判定はピンゾロ以外成功、その上《不屈》の効果で戦闘にさわりなしといった具合。まあ、プレイヤーをひやっとさせたからいいか。


しかし、ヘカトンケイレスとの戦闘が微妙にセクハラ気味で困った。「下半身を攻撃します」「下半身はもう落ちたか?」「まだ下半身は元気」などなど。「脚部」とか別の表現にしてくれないかな。


といったわけで、まあ成功なんじゃないか? 今回のセッション。PCが高レベルになってもリドルは有効だし。何か思いついたら、もう一度やってみたい。